【9.25 up】ドゥービー・ブラザーズ来日初日公演レポート
Posted by ワーナーミュージックライフ・スタッフ : 2009年09月25日
宮治淳一のライノな日々
見た、聞いた、感じた!ドゥービー・ブラザーズ来日公演
終了後とても幸せな気持ちになれるコンサートだった。
帰りすがらちょっとした興奮の余韻に浸れるとは少し得をしたような気分だ。
最初に、そして最後にドゥービーを見たのはちょうど20年前、1989年の今頃リユニオン・コンサート・ツアーの最終日ロサンジェルスのハリウッド・ボウルでの公演だ。だがあの大きな会場の最後部にいたせいかどのような音、模様だったのかの記憶がトンとない。
だから今夜のコンサートは実質自分にとって初ドゥービーだ。
始まる前は実際どのくらいのクオリティなのかが心配だった。
何せ結成してから40年という月日が経っている。
まだちゃんとやれるかどうかが最大の関心だった。
それがオープニングの「テイク・ミー・イン・ユア・アームス(ロック・ミー)」が始まるやいなや吹き飛んだ。
トム・ジョンストンのあの唯一無二の声がちゃんと出ているではないか。
いまや懐かしさを覚えるあのディストーションかかりまくりのギターも健在。
ツイン・ドラムは力強く切れもいい。パット・シモンズがあんなに歌えるとは思わなかった。
たたみかけるように次に来たのは「ジーザス・イズ・ジャスト・オールライト」。
全員微笑ましいぐらい一生懸命コーラスをとっている。ここで気がついた。
最初の曲がモータウンのキム・ウェストン、「ジーザス・・・」はバーズのカヴァーだ。
恐らくデビュー前のバーやクラブでのライヴではこういったカヴァー曲を中心に演奏していたのだろう。
ショウのなかころターストン・ハリスの1957年のヒット曲「リトル・ビティ・プリティ・ワン」を全員楽しそうに演奏していた。アーシーなアコーステイック・フォーク、三つのギターが暴れまくるのブルース・ロック、など緩急をつけながら観客が聴きたい曲の大半はやってくれた。
ご存知の通りいまのドゥービーにマイケル・マクドナルドはいない。
だから彼の曲は最初からあてにしていなかったのだがなんと、パットとベースがマクドナルドのパートをとり「テイキン・トゥ・ザ・ストリート」を演奏してくれたのだ。

この演出には手を合わせてバンドに感謝したい。
確かにステージでのドゥービーはやぼったく、決してスタイリッシュではない。しかし伝統という裾野をステージに冒険心に満ちあふれ、借り物ではない自分たちのアメリカン・ミュージックを真摯に、無骨に披露する姿はすがすがしく、心に響くものだった。
ドゥービーは相も変わらず”リッスン・トゥ・ザ・ミュージック・オール・ザ・タイム!”と叫ぶ。
その通り。ずーっとそれでいいのだ。
(2009年9月25日 東京国際フォーラムA)
《ドゥービー・ブラザーズ 日本公演2009》
THE DEREK TRUCKS BANDとの初めての競演が実現!
9月25日(金)、26日(土) 東京国際フォーラム ホールA
9月28日(月) 大阪 グランキューブ
9月29日(火) 名古屋 愛知県芸術劇場大ホール
9月30日(水) NHKホール(追加公演)
(招聘:ウドー音楽事務所)
関連リンク
・ドゥービー来日公演終了/楽屋潜入レポート
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